Vol.36:2012/09/11 「政権を変えるしかない」 西田まこと通信
戦後3番目に長い229日間の通常国会が閉幕しました。長い割には法案の成立率は戦後ワースト3。うち2回は民主党政権です。よく衆参の「ねじれ」と言われますが、それ以上に民主党内がまとまらず、法案の審議が進まないのが実態。政権担当能力が欠けていることはもはや明らかです。
皆様の変わらぬ熱いご支援により、この通常国会でも様々な場面で働かせていただきました。
最大の成果は、「防災・減災ニューディール推進基本法案」を議員立法で参議院へ提出したことです。南海トラフの被害想定は、津波が最大34メートル、死者は最大32万人。ただ、大事なのは、適切な避難と耐震化により、死者を26万人も少なくできるということです。防災教育や防災訓練等のソフトの対策と、耐震化や橋や道路の老朽化対策といったハードの対策を組み合わせたこの法案の一日も早い成立のために、さらに頑張ります。
もう一つは、2月3日に党の経済対策をとりまとめ、動かぬ政府に「緊急提言」を行ったことです。緊急提言に盛り込んだ金融緩和などの経済対策は、その後、日銀が実施し、為替は円安へ、株価はしばらく上昇を続けました。残念なのは、それが長続きしないこと。「超円高を放置する為替無策を改めよ」と何度も国会で訴えていますが、現政権は聞く耳を持とうとしません。
経済も外交もしっかりとした政治体制で取り組むために、やはり政権を変えるしかありません。衆議院比例区予定候補の岡本三成さん、輿水恵一さんとがっちりスクラムを組んで、皆様の真心にお応えできる結果を示して参ります。