Vol.37:2012/10/22 「生命を守るiPS細胞」 西田まこと通信

10月18日、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥・京都大学教授が公明党の再生医療推進プロジェクトチーム主催の講演会に出席してくださいました。

山中教授は「講演等もほとんど断っている状況だが、今日は何があってもここに来たいと思っていた」と。

iPS細胞は、無限に増やすことができ、あらゆる細胞に分化できます。この技術を応用し、傷ついた細胞を再生する事で、病気を直す事ができます。

しかし、実用化するためには、大量のiPS細胞を用意しておかねばなりません。公明党が、NPO法人さい帯血国際患者支援の会(有田美智世理事長)とともに推進してきた「さい帯血バンクは、そこに大きな力を発揮する事ができる」と、山中教授は期待を寄せて下さっています。

公明党は、2009年の衆院選、2010年の参院選で「iPS細胞による再生医療などの先端医療技術開発の実現に向けた研究に取り組みます」と公約し、iPS細胞による再生医療も含めた「最先端研究開発プログラム」に2700億円を計上しています。

ところが、政権交代後の「事業仕分け」によって、予算は約三分の一に削減されてしまいました。

“ばらまき”ではなく、“種まき”こそ重要。公明党は、生命を守る政策をこれからも推進します。