Vol.42:2014/03/05 西田まこと通信
予算委で質問「明治以来の歴史的な一歩を刻む」
昨日(3月4日)、参議院予算委員会で質問に立ちました。
埼玉県をはじめ関東一円を襲った雪害から質問を始めました。「ハウスが壊滅し、現金収入はゼロ、撤去のための費用も捻出できず、撤去業者も手が足りないなかで、自らで、また仲間内で撤去、再建しようしている前向きな農家の方々にも支援を」と要望したところ、「自力撤去も支援の対象とする」との答弁が農水大臣からありました。二重ローン解消に向けた取り組みも約束いただきました。
今回の質問で何より大きな成果となったのは、閣議、閣僚懇談会の議事録の作成と公表の義務付けを総理が表明したことです。私の質問に対して、安倍総理は「公明党山口代表が閣議議事録問題を提起され、井上幹事長や西田委員など、公明党の皆様の後押しにより、閣議や閣僚懇談会の議事録については、作成、公表に向けて、大きく前進し、歴史的な一歩を刻むことになります」と明確に答弁しました。この発言は報道にも大きく取り上げられています。
驚くべきことに、明治政府以来、閣議は議事録が作られていませんでした。何が話し合われ、何が決まったのか、国民が知る方法がなかったのです。ついにその歴史が覆ることになりました。
さらに「武器輸出三原則の見直し」については、「(武器の)移転先の適切性や安全保障上の懸念を厳格に個別審査していく」、「従来に比べて透明性に欠けることがあってはならない。決定内容の明確化、透明化を確保すべく適切に検討する」との答弁を引き出しました。今後は与党内での議論に移りますが、三原則がこれまでに果たしてきた役割を十分に踏まえて、平和国家・日本のイメージをいっそう高めるものにして参ります。
東日本大震災からの復興については、若松かねしげ議員にバトンタッチし、私の質問を終えました。
応援し、見守って下さった皆様、本当にありがとうございました。これから、昨年夏にお世話になった新人議員が次々と質問に立ちます。一層のご支援をよろしくお願い申し上げます!