Vol.56:2016/06/13 西田まこと通信

子どもの貧困問題について、ニュース等の報道を目にされる方も多いのではないでしょうか。

実は、埼玉県は貧困状態にある17歳以下の子どもの割合は12.2%。これは首都圏で最も高い数字です。

今回、公明党の強い主張が実り、低所得のひとり親家庭への経済的支援の“要”である「児童扶養手当」の第2子以降への加算額が本年8月分から、増額されることになりました。

(現状、第1子には最大4万2330円。2人目には、プラス5千円。3人目には、プラス3千円を支給。それを、2人目には5千円を最大1万円に。3人目には3千円を最大6千円にそれぞれ倍増)

私は、子どもの貧困問題こそ、政治が向き合うべき、最優先の課題であると考えてまいりました。こうした中、注目を集めているのが「子ども食堂」です。

ひとり親世帯や共働きによって、夜、1人きりで食事をしなければならない子ども達に、無料あるいは格安で食事を提供している場所です。

家庭内で貧困が進めば、栄養バランスよりも空腹を満たすためだけの食事に陥りがち。

それが解消でき、さらに、食事の場所が、自然と悩みを相談できる居場所にもなるというメリットもあります。

政府与党は昨年10月、「子供の未来応援基金」を創設。民間企業や個人の方から広く寄付を募り、こうしたNPOなどの取り組みを後押ししていきます。

孤独に食事をする「孤食」の問題は、子どもだけではなく、お年寄りも同様です。
一人暮らしの高齢者が「子ども食堂」で、子ども達と食事をする。
そこでは、子どもは、お年寄りの経験に学び、お年寄りは、子ども達の若さに元気をもらうという、“にこにこ”とした時間を過ごす。

私はこれを「にこにこ食堂」と名付け、埼玉から全国へ広げていきたいと考えています。

※子どもの貧困問題に対する私の演説要旨が、動画でもご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=8DaJT5HMqHs

★テレビ埼玉、きょう出演します。
「2016参議院選挙立候補予定者討論会」
19:00 〜 20:55
是非ご覧ください!