Vol.35:2012/08/01 「軽減税率の検討組織を立ち上げへ」 西田まこと通信
ロンドン五輪では、アスリートの真剣勝負が続いていますが、国会では、消費税を巡る議論が、いよいよ大詰めとなっています。
私も先週金曜日(7月27日)、NHKの中継の入った参議院特別委員会で質問に立ちました。皆様からいただいたご意見、ご要望を心に刻みつつ、軽減税率や中小・零細企業の転嫁問題について議論しました。
軽減税率は、公明党が三党協議に入って初めて「検討」の対象となりました。民主も自民も率直に言って否定的ですが、その「分かりやすさ」や低所得の方々の負担感を軽減する「逆進性の緩和」では、食料品などの軽減税率はたいてい5%程度である「世界標準」などの利点から、その導入を求めました。同時に導入への課題克服のための提案もしました。
岡田副総理からは、政府内には現在ない、軽減税率を含む検討組織の立ち上げの確約を取りました。野田総理からは、政府を上げて中小・零細企業における消費税の転嫁問題に取り組むとの約束を取りつけました。
党税制調査会事務局長として、年末の税制改正に向けて、局面打開のために全力で戦ってまいります。皆様から、ご意見、ご要望など、頂戴できれば幸いです。
猛暑が続きます。どうかご自愛ください。